母親は全然と言っていいほどお洒落に無頓着な人でした
洋服は沢山持ってるけどオシャレしてるという感じではなく、ただ新しいものを着てると気分がいいとしか見えませんでした
その母親が大事にしていたものが4点ありました
1つめは
お六櫛と呼ばれるものです
お六櫛はミネバリという木から作られます
昔、お六さんという髪の長い女性が頭痛に悩まされている時、お告げを受けてミネバリの木から櫛を作って朝晩、髪を梳かしていたところ頭痛が治った為、売り出したという由来が残ってます
木曽のお六櫛と呼ばれています
ミネバリの櫛は月に一度椿油をつけて湿らせておきます
これを櫛を育てると言ったりしてます
(私は杏油を使ってます)
そのように育てていると味わいがでて、櫛の色が変わってくるのです
母親は使うのが勿体ないと言ってそのまましまってたものでした
私は髪が長いので、普通の櫛だといつも絡まって大変だったのですが、お六櫛はスルッと梳かせることもあり、(油の効果もあると思います)
これから私がお六櫛を育てていこうと思いました
椿の花をほどこした手鏡
これは祖母から母親に受け継がれたもの
普段から持ち歩いてました
どちらも手作りで母親が遺していってくれたものでした
あと2点は出し惜しみしているわけではないのですが笑
またの機会にでも、、、、